バドミントンと硬式テニス
硬式テニスとバドミントンは似ているスポーツのように見えますが、実際には多くの違いがあります。
みかんクラブでは硬式テニスの練習も取り入れています。バドミントン上達の一環として、テニスメソッドを独自に理論体系づけ実践することで、以下のようにOODAループを回して劇的な成果を挙げています。
テニスを通じて改めてバドミントンの体の使い方を理解しましょう。
道具の重さ
バドミントンのラケットは90g程度ですが、テニスのラケットは約3倍の300g程度です。また、バドミントンで使うシャトルは5g程度なのに対して、テニスボールは60g弱です。
バドミントンでは手首の動きが重要で、インパクトの瞬間に手首を使ってコースやスピードに変化をつけます。しかし、3倍超の重さのラケットを使うテニスでは、バドミントンと同じ様にはスイングできないでしょう。手首だけの操作では重いボールの勢いに負けてしまいます。
回転の違い
テニスは全力で打つと簡単にボールが吹き飛んでホームランになります。強打してもネットを越えて沈みこむ球を打つために、順回転(トップスピン)をかけるアッパースイングが基本となります。
バドミントンは基本的にはフラットでシャトルを強打します。中級者以上になるとカットやリバースカット、スピンヘアピンでシャトルに回転をかける高度なショットも使いこなす必要がありますので、テニスをすることでこれらのショットに磨きをかけることが出来ます。
ポジションの違い
テニスのダブルス基本ポジションは前衛と後衛が斜めになります。鳥の雁(がん)が斜めに連なって飛ぶ様子に似ていることから、雁行陣と呼びます。
バドミントンは2人が縦に並ぶトッパンと横に並ぶサイドバイが基本ポジションとなり、状況に応じて複雑なローテーションが発生します。
フットワークの違い
バドミントンは速いシャトルに対して体を横向きにして大きな歩幅、少ない歩数で効率良く動きます。ジャンプして飛びつくことも多くあります。テニスは出されたボールに対して走って移動し、バウンドや回転に合わせて細かなステップでアジャストして打つ必要があります。
フォア側のストロークにおいて、テニスとバドミントンで逆の足を前に出す点も大きな違いです。テニスは利き足と逆の足を前に出してストロークやボレーをしますが、バドミントンは利き足を前に出してサイドストロークやアンダーストロークをします。
テニスをイチから学ぶ際、初心者でも分かりやすく参考となる動画は以下にまとまっています。