古武術から学ぶバドミントン
古武術とは明治維新(1860~1880年頃)以前から日本に伝わっていた武術の総称です。体術・剣術・杖術といった様々なものをひっくるめて古武術と言います。
いかにも怪しげではありますが、野球桑田真澄投手の復活の陰に古武術ありとか、スピードスケート小平奈緒選手も古武術を取り入れて活躍したと言われています。
古武術の目指すところは「同じ人間として最大限のパフォーマンスを発揮する」ことなので、バドミントンで効率良く力を発揮する体の使い方を学ぶことが出来るかもしれません。
膝抜きで重心を操る
古武術の膝抜きとは、股関節を脱力して前に屈曲させることで、膝をカックンと曲げる動きになります。膝が浮くイメージで、地面に押さえつけていた荷重を抜きます。
膝抜きは、バドミントンにおけるフットワークの動き出しやジャンプに活かせるかもしれません。
膝抜きについて以下の動画を参考にしましょう。
抜重で移動する
古武術の抜重(ばつじゅう)とは加重と反対の意味です。両足で立っている状態から片足だけ加重を無くすことで、その方向に重心が倒れて素早い体重移動のきっかけを作ることができます。
抜重による移動は、床を蹴って移動するバドミントンのフットワークと一見相反するように思いますが、両方覚えることで合理的なフットワークを体得できるかもしれません。
抜重で移動する方法について以下の動画を参考にしましょう。
体軸を倒す縮地法
古武術の縮地法は、重心移動を駆使して体を進めていく走法です。上体のツイスト運動ではなく、重心移動で胴体を押し出すようにして速力を出します。
縮地法によって、バドミントンコートの上を滑るように走って無駄の無いフットワークに繋がるかもしれません
縮地法について以下の動画を参考にしましょう。
肩甲骨を動かす
うつむく体勢が多い現代人のライフスタイルは、肩甲骨周辺の筋肉が硬くなってしまいがちです。肩甲骨の可動域が広がると、小さな動きで大きなパフォーマンスを生み出すことが出来ます。
肩甲骨の動かし方を学ぶことで、バドミントンのラケットを腕や肩だけの力で振ることなくパフォーマンスを上げることが出来るかもしれません。
肩甲骨を動かす方法について以下の動画を参考にしましょう。
股関節を畳む
股関節は人がパフォーマンスを発揮するために上手く動かせていない体の箇所です。椅子に座った生活を続けると骨盤が後傾してしまいます。骨盤を前傾させて股関節を使うことで、人間で一番力のある背中の力を使った大きな力を生み出すことが出来ます。
股関節を畳む動きを使うことで、バドミントンのスマッシュで楽に大きな力を伝えられるようになるかもしれません。
股関節を畳む方法について以下の動画を参考にしましょう。